日本とオーストラリアの狭間で

昭和生まれ奇想天外な私のこれまでの歩み。社会脱落者としてこれからどうする?40歳目前独女の独り言。

時間外労働

日本ではブラック企業なんていう名称がある程従業員の待遇や長時間労働が問題になっている。過労死とかサービス残業なんていう言葉も良く聞くbuzzワードだろう。過労死に至ってはKaroshiとして海外メディアの記事などにも時々紹介されている。長時間労働という概念そのものが薄い豪州では信じられないことかもしれない。最近目にした日本のある記事によると公務員の場合残業が月100時間を超えるケースも多くあると書いてあった。日本では残業月80時間というのが過労死の危険性を高める一つの目安とされているので継続的にそれ以上の残業をし続ける事は危惧されるべき事態だと思う。

 

私の場合は時期によってバラつきが激しいが週に平均8時間から10時間くらいの時間外労働をしている。給料は年俸制のためもちろん賃金が発生しないサービス残業になる。ここ数週間は帰宅後夜に家で仕事をする事も多かったので、残業は週に13ー15時間くらいだったと思う。それを4倍するとおよそ50ー60時間。しかも継続的ではないので私の総時間外労働は意外と少ないというのが私の率直な感想であった。あと2倍くらい働いても安全圏内なのだと安心した。おそらく私の豪州人の上司も平均このくらいは働いていると思う。日本での月の残業平均時間でもっとも多いのが30ー40時間程度らしいので私の場合もごく平均的な労働時間である。私は仕事の要領が悪くて終わらないので、もし時間外労働をかって出なければすぐに成績不良で解雇になると思う。残業は全て自らの判断で行なっている。

 

働かない国豪州というのは既に過去の話になりつつあると思う。私の豪州人の知り合いでも半数くらいは残業代なしの時間外労働をしている人たちがいる。私は長時間労働が美徳だとは決死思わないし、家族がいる人たちはプライベートの時間を優先すべきだと考える。もちろん自身の健康を守る事も大事である。でも現実的に豪州でも人員削減などの影響もあってか長時間労働の風潮が高まっている。私はそもそも外人労働者だし自分が長時間労働をするのは何とも思わないが、豪州でも日本のように過労死が短な言葉にならないように願う。