日本とオーストラリアの狭間で

昭和生まれ奇想天外な私のこれまでの歩み。社会脱落者としてこれからどうする?40歳目前独女の独り言。

祝日にもらえる手当

豪州で正社員として働くとかなり複利厚生が良い。そのうちの一つに、祝日手当がある。日曜や祝日に出勤するとペナルティー(やダブルペイ)と言って給料が1.5倍や2倍になったりするのは結構知られているけど私がここで言う祝日手当はそれとは別のものだ。

 

一般的にサービス業でない職種(つまり月金のオフィスジョブなど)では基本的に土日と祝日は休みの事が多い。豪州の祝日の数は日本と比べると少な目で多少州によってバラつきはあるけど大体年間で11-13日くらいだと思う。サラリーやコントラクトとか呼ばれる正社員や契約社員の場合には祝日に通常の日と同じ給料が支払われる制度がある。これは給料明細上では有給や傷病休暇と同じような扱いで祝日休暇手当みたいな感じである。

 

例えば給料が時給換算で25ドルで1日7.5時間が定時だとすると祝日には仕事を全くせずとも25ドルx7.5時間で187.5ドルがもらえる。もちろん日本でも年俸や月給制の社員は祝日や休日に関係なく一定の給料をもらうのだろうから本質はそれと同じだけど、給料明細に明記されると実感がある。もっとも豪州では飲食業以外の正社員で時給が時給換算で25ドルと言うことはあまりないので、特にオフィスジョブ系だと一日最低でも250-300ドルくらいはみんなもらっていると思う。当然元の給料の高い人は祝日手当も高い。

ちなみに、私の感覚だと正社員でオフィスワーカーとして働いた場合の給料は時給にすると35から50ドルが一般的なラインかなと思う。(もちろん非永住者で下っ端の私はそんなにもらえるはずないけど。。。)ただその代わり固定給の正社員は休日に働いてもペナルティーがなかったり残業代がでなかったりすりけど、そもそも豪州ではサービス残業を強制される事は違法な為ので、まぁ本当に毎日定時で仕事を終えて帰ってさらに祝日は働かずとも丸々給料をもらえるなんてあまりにもおいしい話である。

 

永住権でもない限り、ビザの制限などのある外国人が豪州で正社員の職を得るのはとても難しいけど、例えばワーホリメーカーだって正社員や正社員とほぼ同等の契約社員になれないという規定はない。そういう仕事が誰にでも見つかるとは言えないけど運やコネ、ツテ次第では決してあり得ない話ではないのだ。特にお金を稼ぐ目的で豪州に来ているならバイトやカジュアル(バイトに近い雇用形態)だけでなく、複利厚生の手厚い正社員の仕事を始めから選択肢から外さずに視野に置いておくにも良いかもしれない。