日本とオーストラリアの狭間で

昭和生まれ奇想天外な私のこれまでの歩み。社会脱落者としてこれからどうする?40歳目前独女の独り言。

2018-01-01から1年間の記事一覧

豪州での医療 私の体験 3

手術が決まった後私は検索魔と化す。理由はもちろん自分の受ける手術について知りたいというのもあるけどネックは英語。英語がわからない分色々読んだりして流れなどを理解しておきたかったのだ。これで知らない医療用語なども多少はカバー出来るし英語環境…

豪州での医療 私の体験 2

豪州には大きく分けてPublic(公立)とPrivate(私立)病院がある。Publicの病院はメディケア加入者なら基本的に無料で診療が受けられるがその分人も多く待ち時間が長かったりという難点もある。Privateの病院はメディケアではカバーされず、自分でPrivateの医療…

豪州での医療 私の体験 1

数年前日本での定期検査で子宮内に腫瘤が見つかりまぁ良性だろうという事でそのまま帰国時に経過観察を続けていた。ところが最近になりその腫瘤に変化があり日本ではフォローしきれないうちに豪州に戻る事になってしまった。医療関係は全て日本でやると長年…

私の体験した英会話スクールの勧誘

私は小学校高学年から10年以上大手の英会話スクールに通っていた。子供教室から始まって高校生から一般のクラスになった。初めはホームティーチャーの開催する小規模教室に通い、高校卒業時に本校に移った。高校までは完全月謝制で料金もかなり良心的だった…

豪州の夏時間

豪州では国土が東西に広がっているため、アメリカなどと同様に国内でも場所によってタイムゾーン(時間帯)が異なっている。主要都市の集まる東海岸はEastern Standard timeで西海岸地域のWestern Standard timeとは2ー3時間の時差がある。この中間に中央部地…

豪州人との関わり方と人種差別

豪州は移民の国と呼ばれるほど世界中からの移民が集まっている国。先住民族(アボリジニ)、白人系以外の移民が急激に増えている近年、街を歩けばここは本当に豪州かなと疑うほど他国からの移民が多い地域も存在する。例えば中国系の人が多い場所では中国系の…

豪州英語の訛り

私の知り合いでご主人が豪州人で奥さんがアメリカ人という夫妻がいる。当然主人は豪州英語で奥さんはアメリカアクセントの強い英語を話す。子供たちは全員豪州英語で、家族の会話を聞いていると面白い。例えば食卓で奥さんはTomatoをトメィトとアメリカ式に…

IT職の求人

先日私の見て来た解雇について書いたが、実は今は求人で苦労している。私の働く会社は小さい町工場だが、IT関連はほぼ自社で管理していてちょうど人を探している。今募集が出ているのは私と同じポジションで将来はマネージャー候補になる人だ。私はまだ解雇…

私の見てきた解雇

私の職場では財政状況が悪化し過去に二度ほど大きな人事整理があった。一度目の時は何の前触れもなく主に工場スタッフのリストラが行われた。その時はリストラ対象者だけが一人づつ会議室に呼ばれていて、私は自分のオフィスから次は自分が呼ばれるかと不安…

英語圏での短期留学について

近年は手頃な値段で行けるフィリピン留学などが人気で、期間も最短一週間から選べたりと語学留学の選択肢は広がっている。もちろんアメリカ、カナダ、イギリス、豪州などでも短期留学生を受け入れる語学学校も沢山ある。短期留学は個人でも申し込めるし、中…

日本人に英語で話しかけられる経験

先日とあるメルボルンにある日本人経営の日本食屋に一人で行った時、店員さんも全員日本人なのになぜか英語で接客された事があった。私が頼んだのはカツ丼。きちんと日本語の発音で言ったつもりだったが、一瞬妙な間が開いたあと日本人の男性従業員は唐突に…

豪州のビザについて - 客観的考察

私はよく豪州に滞在中の人などのブログを読んでいるが、その中で最近ちょっときになる事がある。それはワーホリ後などに豪州滞在の延長のためにビザ取り学校(週に1-2日のみの通学で後は課題提出で卒業できる)などに行く事を勧めるものだ。これまで何年もビザ…

時間外労働

日本ではブラック企業なんていう名称がある程従業員の待遇や長時間労働が問題になっている。過労死とかサービス残業なんていう言葉も良く聞くbuzzワードだろう。過労死に至ってはKaroshiとして海外メディアの記事などにも時々紹介されている。長時間労働とい…

豪州で働く 2 - 私のつまらない日常

豪州では朝は遅刻気味に、そして定時の時間になるとみんなさっと帰る、残業もなくプライベート優先して働いている。そんなイメージを持つ人も多いだろう。確かに全体的には日本より労働時間も少ないし有給の消化率も良いけど、毎日必ず定時で帰れるかという…

豪州での生活 1 ー カードでの支払い

近年では日本でも日常の生活の中でクレジットカードやデビッドカードが急速に普及しつつあるけど、まだコンビニやスーパーなどの少額の買い物では現金が多く使われている。もっともネットでの買い物にはカード決済になるし、コンビニや駅の周辺の自販機など…

久しぶりに。

私は3月から4月にかけて3週間ほど日本に帰っていた。諸事情でいつもより長めの一時帰国で後半はずっと体調不良だったけどそれでもすっかり日本を満喫していた。老婆心かここ一年くらいは特に日本の良さがありがたく思えて日本に帰りたいといという気持ちがど…

豪州英語の謎。4

移民の多い豪州にいると様々な母国語の訛りのある英語を聞くことが多い。その英語のアクセントや発言にはそれぞれ特徴があって、母国語が違うとその特徴もかなり違ってくる。 私は豪州で色々な国から来ている人と話してきた中で、アジア人の話す英語を聞いて…

私の今の現状。

私は予定ではとっくに日本に帰国しているはずだったが、ブリッジングのビザで現在も豪州にいる。ここまで色々紆余曲折あって、日本への完全帰国を決めてたものの、本当にギリギリのタイミングで次のビザ(永住権)の申請をしてみる事になった。まぁビザが取れ…

豪州英語の謎。3

豪州では基本的にイギリス英語のスペルや表現が使われている。これが顕著なのは時間の読み方ではないだろうか。アメリカだと例えば2時30分はtwo thirtyとなるけどイギリス英語だとhalf passed twoとなる。豪州ではこちらの方が圧倒的に多く使われている。 こ…

豪州で働く 1 - 労働ビザの問題

ここ何年かの間に豪州で何回か大きなニュースになった一つに労働ビザの問題がある。労働ビザにも色々種類があるけどここで取り上げられているのは悪名高いビザのサブクラス457。これは平たく言うと豪州の民間企業がスポンサーとなり、外国人労働者には2-4年…

豪州英語の謎。 2

Ta, 私がこの単語を意識したのはネイティブとの会話の中だった。これはthank youの略語でカジュアルな会話で良く使われている。ちなみにTaは豪州以外では通じないのでこれも豪州英語だと思われる。 Taは基本的に軽い感じでありがと、と言うときに使う感じで…

祝日にもらえる手当

豪州で正社員として働くとかなり複利厚生が良い。そのうちの一つに、祝日手当がある。日曜や祝日に出勤するとペナルティー(やダブルペイ)と言って給料が1.5倍や2倍になったりするのは結構知られているけど私がここで言う祝日手当はそれとは別のものだ。 一般…

豪州英語の謎。1

豪州には色々なスラングや変わった表現があるのだけど私はその中でteaと言う単語の使い方が面白いなぁと思う。私もネイティブと日常的に話すようになるまでは知らず初めて聞いた時ははぁ?と思った。 一般に英語でteaをしようといえばお茶とかおやつの事だけ…

回想: 私と英語 4 (最新回)

そこから数年、私は色々な経緯があって豪州の地元の人たちに囲まれて生活するようになる。それまで学校の先生で豪州英語のネイティブは沢山いたけどやっぱり授業なのでそれなりにわかりやすく話してくれていたし、その他の知り合いや友人はほぼ他国からの留…

回想: 私と英語 3

前回の続きです。 オーストラリア(豪州)に着くとすぐ日本の斡旋業者の送迎でホームステイ先に行った。始めて話すホストマザーの英語は豪州英語のアクセントやイギリス英語系の表現のせいで簡単な会話でも理解するのに数秒かかる。かろうじて聞き取れてはいる…

回想: 私と英語 2

前回の続きです。 私が短大の英語研修旅行で100%英語ネイティブ環境に置かれてもストレスを感じなかったのには理由があった。(私が英語が出来たからと言う訳ではない。)その理由こそ私が留学を決意するきっかけである。 高校卒業の少し前くらいからある米軍…

回想: 私と英語 1

私が初めて英語に興味を持ったのは小学校の中学年の頃だった。当時は小学生高学年から英語の塾に行くのが少しづつ広まってきており、学校でも時々外国人の先生による英語の授業が始まった。いわゆる小学校での英語教育のはしりである。 小学校5年生の後半か…

現在:豪州最後の夏

私はここ6年間日本の梅雨や真夏を過ごして来なかった。日本の夏はとにかく湿度にやられて毎年本当に苦労していたので豪州のメルボルンのカラッとした夏は高温でもあまり苦にならず私の場合は何なら夏でも中長袖でも大丈夫という感じなのだ。そういえば今年は…

現在:帰国準備 身辺整理 1

今回は私の二度目の豪州での生活で、気が付けは6年も経っていてそれなりに荷物も多い。でも母親には日本にそんな余計な物を置く所はないから帰国時にはほとんどを捨てなさいと強く言われているし引っ越しも大変になるので荷物を出来るだけ減らそうとしている…

回想: 生い立ち

子供時代から短大卒業まで。 昭和の時代全盛期、ある家庭で一人っ子として育つ。家は比較的貧しく、父親は大酒飲みで酒乱だった。毎晩酒を飲み酔っ払い、罵声を浴びせられ、暴力を受ける。母親は普通の人だったけど、私が小学校から中学校まで学校で陰湿ない…