日本とオーストラリアの狭間で

昭和生まれ奇想天外な私のこれまでの歩み。社会脱落者としてこれからどうする?40歳目前独女の独り言。

私のつまらない日常 ー 豪州での日々

私の日常なんて書いても面白くもないし誰も興味もないだろけど、とりあえず私が豪州で普段どんな生活をしているかを書き出してみる。

始めに、私には豪州でも(日本でも)親しくしている友達等はいない。それは私が変わり者で人付き合いが出来ないからだ。たまにご飯に誘われても断る事の方が多いので、きっと周囲からはつまらない人だと思われていると思う。なので私の日常は孤独で変化のない日々が永遠に続いている感じである。

 


平日は毎日仕事に行く。車の免許も取れないので(というか今取得を考えた所で日本に帰国後は不必要となり無駄)普段はバス通勤をしている。家から徒歩15分ほどのバス停から朝5時半頃のバスに乗り、バスを降りてさらに15分ほど歩いて6時前後に職場に着く。ただ近所に同じ会社で働く人が住んでいるので、その人の車に乗せてもらうこともある。その時は家を7時半過ぎに出て8時前後に出勤する。

 


そこから一日働く。私の場合は朝何時から始業してもいつも早くても午後5時過ぎまでは仕事をしている。プログラマーなのでほぼオフィスでの個人作業がメインだ。時には一日中職場で誰とも話さないなんて事もある。休憩は適当で昼食も会社のキッチンではなく自分のオフィスで摂る。ちなみに私は何時間働いても固定給なので残業代等は一切もらっていない。言われた仕事が出来れば定時に帰れるが、仕事が遅い私は大抵長く働いている。長時間労働をしているのは自分の能力と意思の問題で、会社からの要求ではない為サービス残業ではないので不満はない。

 


仕事が終わると基本的には朝と同じルートでバスで家に帰る。たまに家が近い人や同じ方向に帰る上司などに送ってもらうこともあるが、普段はバスを使う。大体午後6時前後に家に着くのを目標に帰るようにしている。理由は私が滞在している家の夕食が早く6時から6時半くらいだからだ。もちろんそれより遅く帰っても構わないが、そうすると夕食の片付けも進まないしあまり頻繁に遅く帰ると働き過ぎでは?と聞かれるので、なるべくこの時間に帰っている。

 


私はもう何年も老夫婦宅にホームステイというか居候生活をしている。理由は色々とあるが、まぁ平たく言うと好意に甘え続けている訳だ。夕食後少しだけ一緒にテレビを見たりして、その後は雑用等を済ませて自室でネットを見たりダラダラして10時過ぎには就寝する。彼らともあまり話さない日もある。車のない私が夜に外出することは滅多にない。基本的にはこのパターンが週5日間永遠に繰り返されていく。

 


週末はと言うと、土曜日は朝家の掃除を手伝い、また洗濯など雑用をしてその後ショッピングセンターなどに買い物に出かける。土曜日の昼食はほぼ外食でコーヒーを飲んだりして夕方まで家に帰らない。帰宅後はDVDを見たりダラダラする。日曜は教会に行く。私はこんな捻くれた性格のくせに長年クリスチャンとして教会に通っている。教会は家から歩いて2-3分のところにある。午前礼拝に出て、大体1時過ぎに家に帰り昼食を食べ、午後は決まって近所のスーパーに行き、同じカフェでコーヒーをテイクアウトする。家で少しまったりした後は礼拝に行く事が多い。このように土日も既にルーティーンが決まっており多少のバリエーションはあるがこれが繰り返されている。

 


ちなみに教会では乳幼児の託児所的な所を手伝う。子供もいないそして普段子供と関わりのない私がなぜ?と思われることも多いが、この手伝いはもう3-4年続いている。その為教会に行っても礼拝室に座っている事は少なく子供部屋の準備や後片付けをしている。また月に二回、教会のセルグループというのに参加している。平日の夜の1-2時間誰かの家で集まり聖書を読むのだが、今はこれが唯一私が夜出かける機会である。

 


私は昔から変な所を拘る習慣があって自分のペースを乱される事が苦手だ。決められた事を永遠と繰り返す方が楽なので、変化のない毎日を送っている。例えば私の出勤時間は8時なのにバス通勤の時に朝必ず5時半のバス(始発)に乗るのも私の根拠のない拘りの一つだと思う。別にその次のバスに乗っても始業時間には十二分に間に合うが、それを変えることが出来ないのだ。そういったわけで私の日常はなんの面白みもない。

 


若い頃は海外での生活に憧れて夢を描いていた。楽しくて刺激があり充実した毎日が続くと信じていた。でも現実とはこんなものである。海外でも日本でもどんな生活になるかはその人次第なのだと思う。