日本とオーストラリアの狭間で

昭和生まれ奇想天外な私のこれまでの歩み。社会脱落者としてこれからどうする?40歳目前独女の独り言。

私と永住権申請の経緯と懸念点 2

続き

 

私のケースは特殊な為特別な移民弁護士への依頼が必要になってくる。この時点で過去に相談した事のあった弁護士がおりその人に依頼した。心の何処かで引き受けを拒否して欲しいという思いもあったが、数日後正式な契約が交わされたと知った。私のビザの為に大きなお金が動いてしまったのには恐怖すら覚えた。そこから私は心を入れ替えて自分がどう考えようが言われた物はきちんと提出して申請準備がスムーズに行くように協力した。会社側が準備に手間取り申請期限ギリギリで書類を提出してその後はブリッジングビザでの豪州滞在となっている。(現在進行形)

 

長い沈黙の後突然移民弁護士から一通のメールが届いた。会社がスポンサーとして承認されて雇用主指名の手続きが完了したというのだ。実は会社側も今回の永住権のスポンサーの条件を微妙に満たしてはおらず、あとで必ず移民局から追加資料などの要求が来ると移民弁護士は言っていた。申請時になぜ条件が満たせなかったかという理由を含めた情状酌量を訴える手紙は添付したらしいが、そういう手紙が受理されたケースはなかったので(つまりその時点で永住権却下)、今回も絶対に厳しい状況に置かれることを想定していた。ところが何の追加資料の提出も質問すらなくいきなり承認されたのは奇跡的であり、弁護士が一番驚いていた。同業者の中でもこれが初めてのケースらしかった。 喜ぶ弁護士と会社を他所に私は戸惑いを隠せなかた。かなりの温度差があるのは誰もがわかったであろう。確かに永住権に向けて前進した事は嬉しくないわけではなかったが、申請が進んでしまい、次は私自身の審査になったのが怖かった。今現在でまだここは処理中なので永住権却下になるかどうかはわからない。弁護士からは次のステップに向けての概要を聞いたがとても複雑そうで全くどうなるのか見当がつかない。