日本とオーストラリアの狭間で

昭和生まれ奇想天外な私のこれまでの歩み。社会脱落者としてこれからどうする?40歳目前独女の独り言。

豪州英語の謎。3

豪州では基本的にイギリス英語のスペルや表現が使われている。これが顕著なのは時間の読み方ではないだろうか。アメリカだと例えば2時30分はtwo thirtyとなるけどイギリス英語だとhalf passed twoとなる。豪州ではこちらの方が圧倒的に多く使われている。

 

このhalf passed twoをよく考えてみると2(時)から(60分の)半分が過ぎたという事なので2時半と導き出せる。half passedと同様quarter passedやquarter toというのも使われていてこちらはquarterなので4分の1つまり15分の意味だ。だからquarter passed twoでは2時15分、quarter to twoだと1時45分(2時15分前)という意味になる。ただしhalf to twoとは言わずこの場合は必ずhalf passed oneになる。

 

時間がhalf(30分)やquarter(15分)とかぴったりでなければアメリカ英語のように普通に2時20分ならtwo twentyという事もある。場合によって、分の切りがいい時(5の倍数)はtwenty passed twoとかtwenty to twoという。でも例えば2時17分とかだとなぜかあまりseventeen passed twoとは言わず、35分でもthirty five passed two(やtwenty five to three)ではなく普通にtwo thirty fiveとなる事が多い。

 

ちなみに会話の中でお互いが大体の時間が分かっている時、例えば2時に近い時間の時は単にten toとかfive passedとだけいう事もある。これは日本語の10分前、とか5分過ぎという表現と同じだ。ただしpassedとtoを間違えると大変なので慣れるまでは気をつけなくてはならない。

 

豪州の人たちは24時間方式より12時間方式でamやpmを使うのが一般的。24時間方式で19時とか言うと、ごくたまに迷ったり数えたりする人がいるので基本的には避けたほうがいい。記述ならともかく口頭では24時間方式は滅多に使わない。

 

たかが時間の言い方なのになぜこんなに違うのだろうか。アメリカ人と話す時は極力quarter passedなどの表現は使わないようにしているけど(通じるけどなんか不自然?)使い分けるのには頭が混乱してしまいそうである。